森女養成コース、3期生修了!

 講習会、嬉しい事に連続講座でご依頼頂くことが多いのですが
1泊2日×3・計6日間の講習会はナカナカない(笑)
森林のデザインから、チェーンソー基礎、伐倒、搬出、
製材、木工、そして森林の品質評価まで。
愛知県、あいち海上の森をフィールドに開催される『森女養成コース』
先日、3期生が修了されました。

        IMG_4638.jpg

愛知県在住の女性、6日間全日参加出来る方、レポート提出あり
・・・ねぇ、なかなかの“ツワモノ”が集まるはずでしょ?(大笑)
手探りだった1年目、あれもこれも詰め込みすぎだった2年目、
3年目のテーマはとにかく余裕を持つ事、でした。
6日間あるとはいえ、欲張り過ぎのプログラム。
でもどれか削ると一連の流れが見えてこない。
どーするかね?と担任・ニワケンさんとの打ち合わせは
たいがい講習前日、お昼休みの数十分(苦笑)
絞り出した答えは、とにかく全部をやる。
その代わり今回はサワリだけど今後学びを深めて行きましょうね、
と次に繋げてゆく、という流れに。
そう、この森女養成コース。6日間の受講で修了ではないのです。
海上の森内にフィールドをお借りし
1期生が中心となり月に1度卒業生で活動を続けておられます。
(しかも今年から森林山村多面的機能発揮対策事業地に)
すごいなぁ〜✩嬉しい事だなぁ〜✩
3年前、この講座の講師依頼を頂いた際
お受けする決め手となったポイントが、まさにココでした。
どのような人材を育成し、どのような活動に繋げたいか、が明確だった事。
今年も、1期生・2期生がお手伝いに来て下さいました。
そして講習最終日、3期生が
『来年手伝いに来ます!』とおっしゃって下さいました。
卒業生達の活動を暖かく見守って下さる、カイヌマさん・マッチャン、
そしてクラさん。
なんて素敵な方達に恵まれているのだろう、とつくづく思います。

        PB241100ab.jpg

 長野におられる尊敬する先輩、カオルさんから頂いた言葉が
ずっと胸にあります。
『アヤちゃんが、チェーンソー持って
 一生山に入り続けても、関われる山はほんのわずかだよね。
 アヤちゃんにしか出来ない役目がきっとあると思う。』
出来る事ならずっと山で引きこもっていたい私にとって
ギクッとする言葉でした。

 意志を持った森林を将来へ繋ぐ。
残したいのは森林だけではないのかもしれない、
彼女達との出会いのお陰で、そう思うようになりました。
森林、そして森林に関わりを持つ人も繋いでゆく事が出来れば、と。

        PB230877o.jpg




スポンサーサイト

TV取材

 ある取材をお受けしました。
かたくなに避けてきたTV取材、恐らく10年ぶり。
創り手の意志に添う言葉・カットのみが
短かく切り取られ、繋ぎ合わされたVTRに違和感を感じ、
いつしか、余り近寄りたくない媒体と遠ざけていました。
だからうちにはTVがない。たぶん、少数派。

 大型機械による大規模生産。
チップ・燃料用木材生産目標、年間〜︎万㎥増。
そういう流れだ、という事は重々承知しているつもりでしたが
やはり、目の前で発言された言葉を耳にすると
背筋に冷たいものが走りました。
“砕くのは最後、燃やすのは最後。”
とっさにその言葉を飲み込んだ事を、実は少し後悔しています。
手塩にかけて育ててきた枝打ち材までが、
その流れに飲み込まれつつある現状に
『死んでも死にきれん。』
とおっしゃった森林所有者の言葉は今も忘れられない。
願わくば、もう一度お会いし対話する機会を頂きたい。
次回はカメラが回っていないところで。

        IMG_4734.jpg

 今日、ひさしぶりにWS営業時間内に出社しました。
『ご無沙汰してます。お元気でしたか?』という会話(笑)
お天気が続き、現場を急ピッチで進める必要があった為
事務所へ行くのは、現場出勤前の早朝でした。業務連絡は電話。
相変わらず各部署のスタッフが我の仕事にバタバタとしていましたが
なんだか今までにない居心地の良さを感じました。
一本の木と向き合い、その木の価値を最大限高める。
そこと向き合える環境にいる林業従事者。恐らくは、少数派。

        IMG_4594.jpg

 “本当に自分を殴ってやりたい気持ちでした”
10年前、TV取材後のブログに綴った感想。
で、10年後の今は?
 “本当に自分をさすってやりたい気持ちでした”
だって、まだまだ先は長そうだから(笑)

        IMG_4738.jpg

続きを読む»

気遣える人

あ!小口に少しドロついてる・・・
そう思った瞬間、グラップルに掴まれ小口が目の前にスッと近づいてくる。
“切りますか?”という⚪︎尾さんの声、言わずと聞こえてくる。

        IMG_7823 (1)

『元にシミ出てます。』『腐れなしです。』『色良くないですね。』etc...
採材を行う前、必ず切り口情報を下さる伐倒者、ジャコウリさん。
スギ・ヒノキが大きく傾く災害被害木エリア。
選木中、自生のウリハダカエデを見つけた。
たぶん、残らないだろう・・・と諦めていたけれど
昨日と変わらぬ姿でそこにいた。
『邪魔だなぁって思ったけど、
 これ、ナカシマさんの言ってるカエデだと思って残しましたよ。』

        IMG_5521 (1)

あぁ、プロだなぁ。この人に近づきたいなぁ。
そう思える、今まで出会った方達の共通点、“気遣える人”

 何年か前、取材で
『林業に従事するにあたり、一番必要な要素は何だと思いますか?』
と聞かれたことがあります。
私は迷わず『imagination』と答えました。
この森林が、5年・10年・20年後どのような姿になっているのか。
この木材を誰がどのような用途で使おうとしているのか。
次、グラップルはどう動こうとしているのか。
ワイヤーをひくのか、枝を払うのか、採材に入るのか。今、何をすべきか。
どのような仕事でも求められる事でしょうが
“先を読む”というのは、どれだけ“気遣えるか”だと思う。
小さいながら、自分も歯車の一部となりスムーズに事が進む時は
本当に気持ちが良い。
びっくりする位、行動が裏目裏目に出るときは心底ガックシなる(笑)
まだまだ、だなぁ・・・って思う。
 
 WS+⚪︎尾林業さんの搬出間伐現場、
第1期施業の終わりが近づいてきました。
その当時はとにかく無我夢中で突っ走っていたけれど
今になって思い返せばなんて貴重な経験をしていたのだろう、と
思うことは過去沢山あります。
毎日が、瞬間が、“財産だなぁ”と噛み締めながら過ごせる今は
心から幸運だと思う。

        IMG_1275 (1)

続きを読む»

ダンさんと、現場へ

“この山の5年後を見てみたいです。”

 長野県、ダンボク班での一年。
何度か搬出間伐現場に携わりました。
グラップルオペはダンさんで、伐りはオバタさん。
あれ?私何やってたんだろう?(苦笑)
たぶん今と変わらずチョコマカしてたのでしょう。
ガンガン進む現場。ポッカリ空いた樹冠。
感覚的に伐り過ぎではないか?と思ってしまい出た一言でした。

『そう、五年経った。』
今年の夏前、頂いたメッセージ。
ダンさん・・・私が言った言葉を覚えてくれていたのでしょうか。
先月、ダンさんにお願いし現場巡りツアーを開催して頂きました。
懐かしの通勤路、だけど変わってしまった風景。
迷路のように入り組んだ道、
おぼろげな記憶を繋ぎ合わせながらのタイムスリップ。
一番はじめに関わったカラマツ現場へ到着。
・・・五年でこんなに山は変化するんだ!!
お隣が遠くなり、私には心細げに見えていた残された育成木でしたが
今は全く印象が異なりました。
シカによる食害が少し弱まったという事もあり
歩きづらい程の林床。
何より残した広葉樹が、いたるトコロで枝葉を大きく広げ
存在感をアピールしています。
・・・いい森林になったんですね。

        IMG_4431.jpg

そして、スギ現場へ。
5年前、お世辞にも良質材が取れる現場とは思えませんでした。
が、そんな中選りすぐられた“自信”を纏ったスギは眩しかった。
残したスギの周りの空間を思い切りよく空けたせいもあり
一本、一本が際立って見えました。
請負仕事ゆえ、定められた搬出材積・決められた工期。
だけど森林を創る。
ダンさんの中で描かれていた森林の姿が
5年の時を経て、今やっと私も共有する事が出来ました。

        IMG_4432.jpg

 現在進行形の搬出間伐現場。
選木を担っています。全ての木を見入っています。
(全ての木を覚えています、と言えればカッコよいのですが(笑))
この木の価値が最大となる売りのタイミングはいつなんだろう。
直径と品質とのバランス。
太くても、細くても、真っ直ぐでも、曲がっていても
一本、一本の見せ場を探る作業に変わりはありません。
どこで、何をしていても、
必ず5年後、この森林の姿を見つめ直したい、な。

        IMG_4430.jpg

ブログ再開!

・・・8月からブログが止まっている(苦笑)
放置しすぎだなぁ〜。
生存確認のご連絡下さった方々、ご心配お掛けしました。
はい、ちゃんと生きてますよ。ちゃんとWSで林業に従事していますよ。
日々話題満載なクセに何故か文章とならない。
毎月の現△林業連載の1600文字ですら四苦八苦。
なんでかな?・・・・とちょっとは気になっていました。
で、昨晩。ひょんな事から映像で10年前の自分と再会しました。
10年前のブログを読み返しました。
そんな事あったな、あんな事で悩んでいたな、
どーでもよいような話(自分で書いておきながら)ばかりなんだけれど
記録としては興味深くて、やはり書き綴りたいな、と素直に思いました。
正直に言えばさ、WSにいると四六時中首から上がフル回転で
(Nボスの“全く足りてない!”という声が聞こえてきそうですが)
帰宅後は何も考えたくないんだと思う(苦笑)

 『ナカシマさん、全身洋風なのに頭だけ日本手ぬぐいですよね。』

 お昼休み、⚪︎尾さんの一言。
え、何?“全身洋風”って何?と大爆笑。
ジャコウリさーん!⚪︎尾親方語、通訳して下さいっ!
with ⚪︎尾林業さん(⚪︎尾さん・ジャコウリさん)との現場が始まり、
約1ヶ月が経過しました。
昨年度頂いたご縁。
“木の価値を活かす”その根っこが繋がるこの方達と、
WSが委託管理を受ける経営計画策定現場を是非にご一緒したい。
その切なる願いは現実となり、毎日が面白くて仕方ありません。
ただね、一つ問題が。経験してきた地域・環境が異なると
こうも違うのか!という業界内の『言葉の壁』があるのです(笑)
⚪︎尾林業さんで日常の呼び名が私にはわからない。
・・・サカシ、ノボス、キトクー、タロウ、ウノクー
なんとなくニュアンスで想像し、分かったフリをしていたけれど
心改め、馴染みのないnew word はその場で解決する事としました。
まぁ出てくる、出てくる(笑)間違いなく “⚪︎尾林業語録集” が出来る。
休憩時間、お二人の面白話に口に含んだお茶を吹き出す程笑う事が度々。

 ⚪︎尾林業さんとの日々、
色んな意味で、私独り占めするのはもったいなさ過ぎる。
と、いう事で初心に戻りゆる〜くブログ再開です!

        IMG_4473.jpg


プロフィール

ギリシマ

Author:ギリシマ
ギリギリ現場技能者
ギリギリ女性林業従事者
ギリギリダンサー
脱『ギリシマ』なるか!?

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR