龍神村生活、2年目へ。

 龍神村へ引っ越してきて丸1年が経ちました。
three tree として業務を開始し、丸1年。『ご縁』が全ての一年でした。
“ 秋から春にかけて伐採・搬出作業を行い、夏は育林作業に携わる ”
まさに、思い描いていた通りの就業体制。
恐らく、この地域で求められているのは
小回りのきく、あれもそれも熟せる three tree。
そこを目指すべきなのでしょうが、
あれもそれもは出来ないことが分かりました(苦笑)。なので、目指すは
小回りのきく、これに特化した three tree。

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 今、私たちに施業を委託して下さっている平岡さんは
山主であり、山守であり、林業事業体の代表もつとめておられる方。
とにかく話が興味深く、おもしろい(笑)
現場に来て下さった際ちょっと話して下さる昔の話に何度大笑いしただろう。
山の歴史を、携わってこられた方達の事を少しでも知りたいと思う。
そんな環境で仕事が出来ていることは本当に幸せなこと。

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 机に向かい文章を綴る、という大切な時間が思うようにとれない近頃ですが
せめて月に一度はブログ更新してゆきますので
引き続き宜しくお願い致します☆
今更ですが、Instagram 始めました。
こちらは日々、山での一コマをアップしています。
もしご興味あればご覧下さい。( threetree2021で検索すると出てきます!)

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森女養成コース in あいち海上の森。6期生修了!

 6年目となる森女養成コース in あいち海上の森。
昨年同様コロナ禍での開催。様々なイレギュラーな事態が発生しましたが
受講生の意欲とスタッフの方々の熱意で今年度も無事終了しました。

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 嬉しい変化が3つ。
1つ目は2期卒業生であるマキローが
講師として1日目・2日目を担当して下さった事。
この講座が始まる前の妄想段階で、仕掛け人のニワケンさんと
『ゆくゆくは卒業生が講師となって、
 教え合える形で続いてゆくのが理想だよね。』
と話していた事がまさに現実となったのです。
今まで散々どなたかからの無茶振りで成長させて頂いてきた私が、
やっと誰かに無茶振りする立場になれたなぁ〜(笑)・・と、いうのは冗談で
マキローであればお任せしても問題ない、という確信がありました。
事実マキローがしっかり受講生のハートを掴み土台を固めて下さったお陰で
私は3日目からスルリと乗り込むことが出来ました。
9割の感謝と1割のシメシメという喜び。

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 2つ目は森女卒業生のサポートがより色濃くなってきた事。
毎年卒業生が何名かお手伝いに来て下さるのですが、
今年度は受講生数を越える卒業生が駆けつけて下さり
最終日の振り返りテストではチェッカー役を担って頂きました。
受講生に対するアドバイスも的確で
言語で技術を伝え、共有出来る強みを改めて感じました。

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 そして3つ目。
森女養成コース卒業生は『ヤマとナデシコ』というグループ名で
あいち海上の森内で活動を続けられています。
今までは林地に伐り置くだけだった間伐材でしたが、
どうやら出口(出荷先)と繋がるチャンスが舞い込んできたようです。
6期生を合わせると計58名の卒業生。
木づかいに興味がある方も多く、とにかくプレゼン力の高い方達ばかり。
森と都市を繋ぐ取り組み。今後の展開が楽しみでなりません。

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 3泊4日、往復670kmの旅。さすがに遠かった・・・(苦笑)
恐らく、このようなお声がけがなければ私は龍神村に篭りっぱなしでしょう。
どこへ行くのも時間を要する土地へと越して来ましたが、
ここで思う存分林業と向き合える充実した日々を過ごしているからこそ
伝えられる事もあるのではないかな、と思っています。
さぁて、明日の準備でもするかな♪








間伐と皆伐

 雪で間伐現場へ入れない時の為にご準備頂いた皆伐現場。
2月に入ってからは、ほとんどその現場にいます。
長い間、間伐に携わってきたので皆伐は本当に久しぶり。

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 日々感じるのは、木を伐るってパワーの要する作業だな・・・という事。
いまさら何を!?と笑われるかもしれませんが、
私はここ何年も伐倒メインの仕事をしてきていません。
主な担当は集材・採材・造材で1日中木を伐る事なんてまず無かった。
皆伐とはいえ、どこへでも倒して良いわけでなく
なんやかんやと障害物があり、地形が複雑な現場。
残念ながら終日伐倒し続けるだけのメンタルは養われておらず、
途中で採材・造材を挟みながら作業を進めています。

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 作業の合間、ふと思う事があります。
『振り返っても、そこに山はない。』
山がないわけでなく、木がなくなっただけなのですが、そう思うのです。
間伐だと作業後明るくなった林内で
育ててゆく木々が気持ちよさそうにたたずむ姿を見て
しめしめと、疲れがフッ飛ぶ瞬間が多々あるのですが
皆伐だとその愉しみは得られません。
勿論皆伐することで山の営みが終わる訳ではなく、
又次のステージへと受け繋がれてゆくのですが
一旦、数十年間の区切りであることには違いありません。
長伐期施業が適さない土壌・環境条件の林地も多くあり
皆伐・再造林が良からぬ事とは全く思っていません。
ただ、その節目に携わる者として
いつまでもこの感覚は忘れたくないな、と思うのです。

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 私たちに出来ることはただ1つ。
とにかく材の価値を高められるように、最善を尽くす事。
今回の搬出材は、全て木材市場へ出荷されます。
初荷のかかる市日はリサーチに伺いました。
どの品質で仕分けされているのか、どの材までが一本売りで並ぶのか、
どのような材を好む買い手の方が集まるのか。
競り中、思わず振り子の方の真正面で腕を組み仁王立ちで居座るのは
出材者あるあるではないでしょうか(笑)
赤みは張っていないけれど白太の美しい材。
どうか良さを活かして下さる買い手の方と巡り会えますように。

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1月末ですねぇ。

 今、現場はどこに行ってるんだと?尋ねられ、
“龍神”(龍神村龍神という地名です)と答えると
皆が決まってこう言います。

 『寒いやろ〜。トンネルを越えるたびに雪が深くなる。』

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 現場まで車で30分程北東へ走るのですが、まさに別世界。
そもそも、和歌山で雪が降ると思っていなかった(苦笑)
現場まで行ったものの、今日はダメだぁ〜という日が何日か。
そんな時は気持ちを切り替えてドボンっ!
龍神温泉 元湯。朝7時からopenして下さって本当に有難うございます★

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 今回の現場も引き続き平岡さんよりご依頼頂きました。
前現場と同じく幅員2.5m。4tグラップルがギリギリセーフの森林作業道。
約30年前に平岡さんご自身で作設されたそうですが
幾度の大雨にも揺るがず、絶賛現役活躍中の作業道です。
水処理、木組み、ヘアピン設計・・・
どれをとってもすごいなぁ〜と唸らずにはいられません。

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 現場までコンクリート舗装された尾根道を一気に駆け上るのですが
ここがなかなかの Great view!
毎日帰りにみられる風景ですが、毎日息をのむ美しさです。

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 そんな日々を過ごしているとあっという間に月末。
早い、、、時間の流れが早すぎる。
1月〜3月は講習会のご依頼がギュッとまとまり
西へ東へ大移動が続きます。
とにかく、ここからはどこへ行くのも遠い・・・(苦笑)
引きこもりがちな時期ではありますが、
それでも来て!とお呼び下さるのだから出来る限りお答えしたい。
ぼちぼち前泊・後泊の余裕ある行程に罪悪感を感じないようになりたいなぁ。











人付き合い、山付き合い

 昨日、地域の方達が歓迎会を開いて下さいました。
1月2日、野外バーベキュー(笑)
龍神に暮らして8ヶ月。コロナ禍で地域行事が減っているとはいえ、
顔馴染みの方も増えてきました。

『田舎暮らしはどうですか?』

の質問に、12年前の自分が思い出されました。

『田舎暮らしがしたくてここへ来た訳ではありません。
 林業がしたくて、ここへ来たんです。』

安田さんがおられたから、広島県吉和へ。
ダンさんがおられたから、長野県豊丘村へ。
そして能口さんがおられたから、兵庫県丹波へ。
でも、今回の龍神村移住は少し違う。
勿論(株)中川の雅也さんとの出会いは大きく、
夏の育林作業に従事する事が可能という点は和歌山県移住の決めてでしたが
メインの仕事とする木材搬出の仕事は具体的には見えていませんでした。
それでも、なぜか龍神村を拠点とする事に全く不安は無かった。

 恐らく、私は田舎暮らしには不向きだと思う(苦笑)
相変わらず人が6人以上集まるところは苦手だし、
積極的に付き合いを広げてゆこうという努力を怠っている。
そんな頑張る事が出来ない私でも、林業という職種を通し
何か少しでも地域貢献出来ていると勝手だけれど信じたい、な。

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 昨年末、初仕事であった搬出間伐現場を終え、
山主である平岡さんより引き続き次の仕事を頂きました。
『貴方達のお陰で、えぇ山になったよ。有難う。』
その一言が、全ての原動力。

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 年によっては雪に覆われるこの地域。
冬に入ることが出来る現場の相談に伺った。
『2日待ってもらえれば現場準備できますよ。
 大丈夫です、仕事はエグい程あります(笑)』
そうおっしゃって下さった雅也さん。
これほど有り難いことがあるだろうか。

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 結局のところ、私は林業を通じ山主さんをはじめ、
その山に携わる人との交わりや、
地域の山に対して力強いビジョンを持たれている方との仕事に
いきがいを感じている。
山づくりに携わってこられた方々の手が、想いが
確かに存在すると感じる山に惹き付けられている。
山を介しての人との付き合いが、いい加減なのかもしれない。

 明日から仕事初め。
とにかく怪我なき一年となりますように。

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Author:ギリシマ
ギリギリ現場技能者
ギリギリ女性林業従事者
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