ウリハダパトロール ②

 先月末から週一度のウリハダパトロールが続いております。
早朝、お食事中のシカを追い散らしながらも
山の朝に包まれ、何とも言い難い幸福感を感じながら
ウリハダ生息地を目指します。
たくさん寄り道しながら、歩くこと約50分。第一群生地に到着。
 
 ちょっと先週より葉っぱが囓られているけれど大きな変化はナシかぁ・・・
 
そして第二群生地へ。

 育ってるやん・・・

あ、喜ばしいことなんですよ。とっても(笑)
ただ、昨年とあまりに様子が違いすぎて。
(昨年のこの時期、幼樹は全て姿を消していました。)
足の踏み場も困るほどに顔を出したウリハダ。
能口ボスが言うように、今年は本当に“アタリ年”なのかもしれない。

        IMG_2011.jpg

ただ、気になることが1点。

 葉っぱの数が増えていないこと

樹高は確かに伸びています。ただ、双葉から先増えていない。
ちなみにWS持ち帰り苗木は、しっかり次の葉が出ています。
樹高(って言うのかな?)も4cmの差。
山の土のまま、植え替えていないので土壌条件は同じ。
違うことと言えば、2〜3日に一度人工の雨を降らせているコト、
日当たりが良い一等地にいるコト。
そして『大きくなれよ〜』と、毎日私にジっと見つめられているコト(笑)
う〜ん、なんでなんだろう?
まてよ、そもそも2年生のウリハダも成長の仕方にバラツキがあるな。
ひたすら上に伸び続けるウリハダ。
何かあったんですか?って程、葉を巨大化させたウリハダ。
小さい葉を沢山、沢山茂らせるウリハダ。
“オレ、伸長成長派!ワタシは肥大成長派!”って
ウリハダが決めるのだろうか。
ますますこの小さな命が健気でなりません。
・・・と言いつつ、今日の水やり忘れてたなぁ〜(苦笑)

        IMG_2054.jpg


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『鍛治でっせ!』

 兵庫県南西部『播州』は昔から金物産業が有名な地域です。
・・・はい、兵庫県に戻るまで知りませんでした↓
(皆さまご存知、Silkyさん(株式会社ユーエム工業)も兵庫県小野市です。)
本日は、丹波市から車で南下する事約1.2hの三木市へ。
年に一度開催される“かなもん”イベントへ行ってきました。

三木金物博覧会 鍛治でっせ!
http://www.miki-kanamono.or.jp/kajidesse/

毎年気になりながら、よーやく念願叶いました。
三木金物メーカーが50社近く出展。
鋸(ノコギリ)・鑿(ノミ)・鉋(カンナ)・小刀などが並びます。
そして頑固そうなオヤッサン(鍛治職人さん)も並んでます(笑)
“研ぎ講座” は終わったトコか・・・と砥石を眺めていると
『何研ぐん?包丁か?』の一声。
あ、この鉈(ナタ)研ぎたいんです・・と二丁差しを取り出すと
『・・・まさかアンタのカバンから
 そんなもん出てくると思わんかった(苦笑)』と。
この砥石がえぇわぁ、その場で研ぎ方講習会。
おじさんの手運びに見惚れていると
面倒でも仕上げにこの砥石使うとキレがちゃう、と横から別の砥石が。
ぬぬぬ・・・
ピッカピッカに生まれ変わったナタをニヤニヤと眺める私を見て
『あっちで砥石作れるで。行ってみ』

 会場内、あちらこちらで体験イベントが開催されています。
ボールペン作り、バターナイフ作り、氷の器作り、竹あかり作り etc
子供も参加出来るので、とっても賑やか。
その中の一角に『砥石を作ろう!』なるコーナーが。
さすがに、子供は居ないな・・・(笑)
材料は京都で採れる天然砥石原石なるもの。
机の上に並べられた大小様々な大きさの中から
『マイ砥石』を選び、いざ作業スタート!
せんせーと二人、バケツを前に黙々と手を動かします。
ひたすら磨いてツルツルに仕上げます。出来た〜♪
『これ、石の荒さが違うから仕上げ用に使い。』と、
せんせーがお手本用に作ってた砥石も手にのっけてくれました。

 今回一番のお目当は、二丁差し用のノコ。
軽量化の為180cmを使用しており、その小さめサイズで
『これっ!』という切れ味のノコにナカナカ出会えずいました。
ほとんどのお店、試し切りをさせてくれます。
切る、切る、切る・・・
その中で、やっと巡り会えた一品!ただ、サイズが210cm(涙)
お店の人に話すると、
『30分待てる?工場にはあるから取ってくるよ!』と。感謝感激☆
素材の話、ノコのアールの話、目立ての話。面白すぎる〜
後日、目立てを習いに工場へ伺わせて頂く事となりました。
名刺交換した時の事、
『・・・ん?アヤさん?“彩”って名前なの?』
頷く私に、
『いや〜、驚いた。縁だね。
 最近出たうちの商品だよ。サヤ、プレゼントするよ!』

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 林業機械展に次ぐ、テンション上がるイベントでした。
明日も開催されています。ご興味ある方、是非!

ウリハダパトロール ①

 昨年より、ウリハダカエデの苗木を試験的に育てています。
スギ・ヒノキの生育が麗しくない林分の広葉樹種転換、
災害による崩壊地への新植、さて、何を植えようか?
地域に自生し、シカが余り好まないとされ、
尚且つ副産物が収穫出来る樹種・・・
検討した結果『ウリハダカエデ』が浮かび上がりました。
前山地区森林、一定の標高を越えると姿を現します。
所有者の同意を得て、芽生えを持ち帰り
一年会社で育ててみました。

        IMG_1958.jpg

サボテンを枯らす私にとっては快挙です(笑)
ま、水やりと床替えを行なっただけですけれど・・・
どれ程の大きさまで成長すれば山に植え付け可能なのか?
植え付け時期はいつなのか?など、今から検討ですが
一点、とても気になることがあります。
“林地に幼樹が全く育っていない”
山でみられるウリハダは低くても樹高5m以上。
苗取りを行う頃は、踏みつけてしまいそうな程の芽生えなのに
一ヶ月もすると、全て跡形もなく消えています。
食害?シカ?ムシ?
実は昨年、持ち帰った苗木の葉に日に日にアナが開く、という事件発生。
葉の裏に幼虫発見!
『ダンせんせー、こいつ何モンですか?』慌てて連絡しました。
即、山へ行って見ると一面アナだらけ、幼虫だらけ・・・
苗取りからたった2週間でこーなるのか↓う〜ん、敵多し。
けど、毎年なのかな?と、一年間ずっと気になっていました。
なので昨年と同じ時期の現状を確かめるべく、登りました。
育ってるやん・・・

        IMG_1950.jpg

昨年のような壊滅的な食害はみられず、穏やかな様子。
って事は昨年が例外的な被害?
だとすると、幼樹が育たない原因はシカ?
どの段階でこの子達は消えてしまうのだろう・・・
毎週末のウリハダパトロール、しばし目を光らせます。

インプット・アウトプット

さぼってますね〜、ブログの更新(苦笑)
“週に一度、ブログをアップすること。”
今年度の目標だったのですが、既にダメダメです。
先日久しぶりにお会いした方から
『最近、ブログが止まっているので何かあったのかと
 心配していました。』
とのお言葉・・・。すみません。
 
 約2年半続いた現代林業の連載が最終回を迎えます。
始まりも、終わりのタイミングも決めさせて頂けたこと、
本当に感謝の一言です。
たった1500字といえ、毎月書くという事がどれ程
大変なのかを思い知りました。
“誰に、何を伝えたいのか。”狙いをもって文章化する難しさ。
書いてしばらく寝かせ、開いては訂正。の繰り返しでした。
ピッタリとした表現が見つからない時のもどかしさ。語彙の乏しさ。
県外講習会へ行くと、決まって
『毎月楽しみに読んでますよ!』と言って頂けるだけに
やりがいを感じながらも、あれだけ楽しかった言語表現が悩みのタネに。
月一の1500文字の文章化が、私には精一杯でした(苦笑)
という事で、今月からはぼちぼちブログ再開です☆

 今、時間が許す限りWSや講習会へ積極的に参加しています。
昨年より、講習会などにお声がけ頂ける機会が増え
“伝え方・引き出し方”をテーマに動いていましたが、
それと同時に私がお伝えしている事の根拠が何によるものなのだろう?
と、いう点が非常に気になりだしました。
体験によるものなのか、科学的根拠に基づくものなのか、
ハタマタ思い込みによるものなのか・・・
今更ながら“林学”を学びたい、と書物を読み漁っています。
学問と体験が一致したときの喜び。
あれ、そうかな?という新たな疑問点。いや〜、面白い。
面白い・・・と思いつつも睡眠時間は削れない。
徹夜明けでガンガン仕事をこなす能口ボスとは根本的に異なる様で(笑)
ちょっとした体への負担が、なかった事に出来た20代。
明らかにツケが回ってくる36歳。
労わりつつ、鞭打ちつつ、騙し騙し・・・

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Photo by Shuichi Noguchi
(原木に咲いたサクラ)


ゆく年度、くる年度

 3月31日 8時
 高曇りだけど、まだ雨は降らない。
 高く積まれたマキ用原木の造材準備に入る。

諸々の補助事業報告書提出期限が迫る年度末、
早くから準備しているようでも、やはりいつもギリギリで。
ある年は朝出社すると、誰かが寝袋にくるまっていたり
昨年は作成中の資料が10,000字を超えた時点で思考がショートし
事務所を飛び出し、夜中に散歩したっけ(笑)
なのに今年度末は31日に日付が変わる1時間前に終了。
ん・・・大丈夫かな?と思いつつの今朝。
我が母に例えれば
夕方におせちを詰め終わり、紅白を見ながらも
『お雑煮の準備したかしら?』と落ち着かない、といった状況でしょうか。
(え、違う??)
さて、切るか!とチェーンソーを回した途端、ボスからのメッセージ。
・・・やっぱりか(苦笑)
結局その後はバタバタ、ジリジリ、う”〜ん、と“大晦日”が過ぎました。

 来年度、業務内容が大幅に変わります。
いよいよ、策定した森林経営計画が実行へと移ります。
本来は私が入社した年(3年前)にスタートするはずでした。
が、まさかの豪雨災害。
計画策定の森林は、特に山腹崩壊被害が大きかった地区。
作業路は、崩れる・流れる・埋まる。
搬出予定だった立木は、倒れる・折れる、流出する。
余りに森林状況が変わりすぎて
振り出しに戻り、一から計画を練り直しせざる得ない状態でした。

 Googleearthからの山腹崩壊箇所の洗い出し
 ドローン空撮による林相区分分け・資源量調査
 試験伐採・試験製材
 利活用を踏まえたゾーニング
 等高線図から急傾斜の色分け
 検証、現地踏査、再検証・・・

そう、全ては災害により
木材資源量が低下した計画範囲内の森林価値を最大限に活かす為。
地域が関わりを持ち続けた森林管理を推進してゆく為。
“どれが正解。”
そんな事は、未だ全く解らず悩み続けているけれど
3年間、森林の所有者である地域住民と関わらせて頂いて、
“山主”になってゆく過程を共に歩ませて頂いて、
次世代へ繋ごうとする皆の想いは本物だと信じられる。

        報告会 (1)

昨日、書類に財産管理地縁団体の代表印を頂きに伺いました。
『貴社との印ですが、実働を担う貴方との印でもあるんですよ。
 よろしくお願いしますね。』
頂いた言葉に、改めて身が引き締まる思いでした。

 おっと、そろそろ蕎麦を茹でる時間ですね。
皆さま、良い新年度をお迎え下さい。
プロフィール

ギリシマ

Author:ギリシマ
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ギリギリ林業女子
ギリギリフラガール
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