溜まるストレス、放つストレス

 年度末ですね。
お尻に火が付いた状態が長く続くと、
どうやら熱さを感じなくなるようです。

 朝一番、◯尾さん・ジャコウリさんと
現場段取り打ち合わせから始まります。
普通、決めてしまうとその通りに進むものなのですが
今の現場は余りに、『 if 』が多すぎる(笑)
 
 もし、リョウシン号が上れば・・・
 もし、リョウシン号が今日戻ってくれば・・・
 もし、リョウシン号が1日フルで動けば・・・

そう、土場までの運材という重要な任務を担うリョウシン号に
トラブルが多い。度々入退院を繰り返す。
要となる運材が止まると、その後の流れに大きな影響を及ぼします。
ちなみにね、今リョウシン号2台いるんです。兄弟なんです。

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弟は兄ちゃんより病気がちで、もう心配ばかり。
施業完了期限は決まっており、
どれだけ念密なスケジュールを組もうとも
機材トラブルで、いとも簡単に打ち砕かれる。ストレスが渦巻く。
止むを得ず数日間のフォワーダーリース。
あぁ、材が予定通り土場に下りてくるという安心感。

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 『俺はそのフォワーダーが嫌いだ。』
 『私はこのリョウシン号が嫌いです。』

もう、大人の会話じゃない(笑)
せめてもの救いは、頼れるメカニック(Nボス)が
瞬時にトラブル対応して下さること。
本当は道を傷めない、いい奴なのは分かっている。
¥20,000/日 のフォワーダーリースがどれほど
搬出経費を圧迫しているかもわかってる。ストレスが溜まる。

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 日本海側冬型の天候に近い現場。
とにかく太陽が顔を覗かせてくれない。雨、みぞれ、雪・・・
天気予報が気になって仕方ない。
いつ掘れる?いつ運べる?いつ砕石いれられる?
どれだけ天気に気を揉んでも仕方ないのにね。ストレスが募る。

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 先日、ストレスに関する興味深い番組をみました。
人が不安・怒り・興奮に対して感じる感情は似ているのだと。
不安を興奮に変換する・・・まさに気の持ちよう。
ストレスは決して悪者ではない、と思っています。
それにより、自分の能力を最大限発揮出来る事もわかっています。
私の最大のストレス解消法は、全ての感覚を研ぎ澄まし一点集中する事。
たとえそれが一瞬だとしても。
採材・伐倒・掘削、山ではそんな瞬間に溢れています。
溜まるストレスより、放たれるストレスが明らかに多いのでしょう。
だからこそ、どんなに悩ましい状況にあっても
毎朝ワクワクしながら仕事に向かえるのでしょうね。
ただね、たまには目覚ましをセットせず思いの限り眠りたい(苦笑)

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Lunch time 革命!

 私の朝は早い。昔から朝型なので全く問題ではないのですが。
4時00分起床。6時25分出発。
とにかく帰宅してからは何もしたくないので
洗濯・炊事・掃除、全ての家事は朝に済ませます。
朝ごはんを食べるのは5時前。
決まって10時頃お腹がグーと鳴ります(笑)
お昼休みは11時半。燃費の悪い私はエネルギー切れになるわけです。
クッキー1枚、チョコ1個では済まないレベルの空腹なのです。
で、新アイテムを導入!

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スープジャー。こんな革命的なものが世に出回っていたのですね。
実はこの存在を知ったのはたった2ヶ月前(笑)
年末恒例、豚汁を振舞って下さる地域イベントの日、
現場に行く前に立ち寄ります、と話すNボスに
『豚汁出前待ってます〜』って冗談で言ってたら、
ご自宅にあったスープジャーなる物に入れ、持ってきて下さった。
雪がチラつく中、手先の感覚が薄れ出した時に湯気が立ち上る一杯。
たぶん、今までで一番美味しい豚汁だった。
で、早速購入!初めは他ブランドの商品を使用していたのですが
保温力を求めるとやはり愛用ブランド、
STANLEYのスープジャーに落ち着きました。

 お昼休み。暖房を入れ、車内で昼食を取られる方も多いと思います。
が、寒がりなくせに、どうも車で食べるのがイヤで。
お弁当は絶対外で食べた方が美味しい(笑)
寝袋に包まってでも外ご飯、の私をみかね
Nボスが“火”と雪混じりの雨を凌ぐタープを持ってきて下さった。
“火”を囲み、大層happyな昼休み。

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 先日、○尾班が他の現場へ行かれた日がありました。
作業道延長はもうじき1000m。その道のりを往復する気になれず
山頂ご飯。久しぶりに顔を覗かせてくれた太陽の暖かかったコト!
鳥の鳴き声が季節の移り変わりを知らせてくれます。
こんな静寂のひと時も好きだけれど
やっぱり○尾さん、ジャコウリさんと
林業談義に花を咲かせるお昼休みが一番楽しい。

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しつこく、作業道の話。

 あぁ、もう11日ですね。
飛び飛びブログですが、本年もお付き合い宜しくお願い致します。
お盆・お正月、長い休暇には必ず体調を崩す私・・・(苦笑)
ほどほどのお休みを頂き、いそいそと作業道作設に戻りました。
いやー、年末の雪は絶望的でした。
降り続く雪の中、無駄な抵抗とわかりながらの除雪。
スキーにどっぷりの数年前は
あんなに天気予報の雪マークを待ち望んでいたのに
今の私とって、雪は強敵。
路面の積雪にやられ、樹上から落ちてくるに雪にやられダブルパンチ。
『溶けるなら降るな〜!!!』と思わず叫んでしまう。

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 現在、難関の地中ピンカーブから地上へと脱出を果たし
目指す尾根に向けて急ピッチで掘り進んでいます。
しかしさ、何でこんなに作業道が面白いと感じるのだろう?
フト思い、掘削しつつ改めて考えてみました。
 
 魅力その一:資材が現地調達
場合によっては外部持ち込みもありますが、
基本、資材は現地調達。デカすぎる根株とか突然現れた岩とか
『今は要らないんだけど・・・』を一応とっておきます。
今日も立木が全くなく、しかも急斜面、というエリアに突入。
土が止まらない、足りないのは間違いない。ふふふ、ついにこの日が来たか。
根株コレクションから選りすぐりの4株を選抜!
見事にハマった時の快感といったら(笑)
例えるなら捨てられなくてとっておいた
お菓子のカンカン・リボンが日の目を見た瞬間

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 魅力その二:対話感
木を寝かす時も、
『こっちへ行きたいのはわかっているのですが、
 ワタシとしては、あちらへ行ってもらいたいんですよね。
 こんな道具持ってきましたがドウでしょう?』
というやりとりがあるのですが
掘削も同様、
『あ、この地形ならこの勾配までOKですか。』
『あ、この土質なら小雨降ってても大丈夫なんですね。』
という山の反応からのやりとりがたまらない(笑)

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 魅力その三:天気次第
一番悩ましくもあるんです。本当に。
でもだからこそ朝、光がさしたときは心の底から嬉しいし、
土が乾くのを待って待って、入れて時は『太陽有難う!』と
本気で感謝し、沈む姿が名残惜しい。
そんな気持ちで毎日過ごせるのは幸せだと思う。

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 来週から、第二期搬出が始まります。
勿論、今回も◯尾林業さんにお力添え頂きます。
前回同様、ご一緒に搬出作業にかかりたい気持ちは山々なのですが
今年度予定の作業道延長には程遠く、ワタシは掘り進みます。
・・・木、出したいな(苦笑)
まぁしかし、採材・選別作業を信頼してお任せ出来る
協力業者の方の存在は本当に大きく、感謝の一言です。
残り約2ヶ月、毎年恒例の年度末ラストスパートが始まります。

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今、作業道が熱い!

 勿論、木材搬出が一番面白いですよ。
そこは譲れません。が、作業道も本当に面白い。
今、私の生活は作業道作設を中心に回っています。
とにかく路面が乾かなければ土をいじれない。
週末晴れるのならば、雨天の平日に代休取得してでも、掘り進めたい。
なので講習会以外の予定はことごとく入れない(笑)
土質がよく一定勾配で順調に進んでいる時は鼻歌混じり♪
どこまでも掘り進めそうな気がします。
だけどそんな、にやける瞬間はひと時で。
さっきまであんなにイイコだった土が途端締まらない、粘る。
礫混じりだった土はどこへ?
土が足りない・・・と焦っていたのに
いつのまにか、湧いて出てるのか?と思うほど
目の前に溢れ行く手を阻む。どうする?どうなる?の連続で。
ワラをもつかむ思いで、作業道に関わる本を手当たり次第読む。
そこで理解出来ればよいのですが、
やってみて、失敗して、
“あぁ、あの本はこの状態の事を言ってたのね。”と、後から合点する。
 
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 『伐倒に失敗しても、あの手この手、次の一手があるじゃないですか。
  でも道は一度掘ってしまうと後戻り出来ないんですよ。』
と、えらそうに言うと
 『木材流通もやり直しきかない内容がほとんどですけど(苦笑)』
とN ボス。
・・・言う相手を間違えた。

 現在、今年度最大の山場と思われる(思いたい)
ピンカーブに取り掛かっています。
恐らく、ピンカーブには不適当な地形。重々承知。
4年前の豪雨災害での爪痕(山腹崩壊箇所)を避けての路線。
何度も何度も他に可能性はないかと歩き回った。
けど、ここしかない。
最後の頼り、Y 先生による遠隔ご指導により
法尻の木組みを行うため一旦重機を下げる。
どの位置から積み上げれば、最終あのラインに路面がくるんだ?
どれだけの土量が必要なんだ?
必死に出来上がりのカーブを宙に描く。
いつ、地中から地上へと脱出出来るのだろうか・・・

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 『おまえ、後山頂まで何mってフダ立てとけよ!』
たまに、息を切らし施業地の所有者でもある活動メンバーが
遊びに来てくれます。
道が出来るってすごいな・・・そう感じる瞬間です。
道がなければ、ここまで歩いてきて下さる事は絶対ない(笑)
道中、すでに間伐を終えたエリアをみて
 『明るくなったなぁ〜。見違えたなぁ〜。えぇ、感じや。』
との言葉を頂いた日には
さぁ、後もう1セット木組み頑張るか!という気になる。
シカが駆け上がり、ゴロウが散歩し、従事者以外も活用出来る道。
初日の出、山頂から拝むことが出来るのでしょうか・・・

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森女養成コース、3期生修了!

 講習会、嬉しい事に連続講座でご依頼頂くことが多いのですが
1泊2日×3・計6日間の講習会はナカナカない(笑)
森林のデザインから、チェーンソー基礎、伐倒、搬出、
製材、木工、そして森林の品質評価まで。
愛知県、あいち海上の森をフィールドに開催される『森女養成コース』
先日、3期生が修了されました。

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愛知県在住の女性、6日間全日参加出来る方、レポート提出あり
・・・ねぇ、なかなかの“ツワモノ”が集まるはずでしょ?(大笑)
手探りだった1年目、あれもこれも詰め込みすぎだった2年目、
3年目のテーマはとにかく余裕を持つ事、でした。
6日間あるとはいえ、欲張り過ぎのプログラム。
でもどれか削ると一連の流れが見えてこない。
どーするかね?と担任・ニワケンさんとの打ち合わせは
たいがい講習前日、お昼休みの数十分(苦笑)
絞り出した答えは、とにかく全部をやる。
その代わり今回はサワリだけど今後学びを深めて行きましょうね、
と次に繋げてゆく、という流れに。
そう、この森女養成コース。6日間の受講で修了ではないのです。
海上の森内にフィールドをお借りし
1期生が中心となり月に1度卒業生で活動を続けておられます。
(しかも今年から森林山村多面的機能発揮対策事業地に)
すごいなぁ〜✩嬉しい事だなぁ〜✩
3年前、この講座の講師依頼を頂いた際
お受けする決め手となったポイントが、まさにココでした。
どのような人材を育成し、どのような活動に繋げたいか、が明確だった事。
今年も、1期生・2期生がお手伝いに来て下さいました。
そして講習最終日、3期生が
『来年手伝いに来ます!』とおっしゃって下さいました。
卒業生達の活動を暖かく見守って下さる、カイヌマさん・マッチャン、
そしてクラさん。
なんて素敵な方達に恵まれているのだろう、とつくづく思います。

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 長野におられる尊敬する先輩、カオルさんから頂いた言葉が
ずっと胸にあります。
『アヤちゃんが、チェーンソー持って
 一生山に入り続けても、関われる山はほんのわずかだよね。
 アヤちゃんにしか出来ない役目がきっとあると思う。』
出来る事ならずっと山で引きこもっていたい私にとって
ギクッとする言葉でした。

 意志を持った森林を将来へ繋ぐ。
残したいのは森林だけではないのかもしれない、
彼女達との出会いのお陰で、そう思うようになりました。
森林、そして森林に関わりを持つ人も繋いでゆく事が出来れば、と。

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ギリシマ

Author:ギリシマ
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ギリギリ女性林業従事者
ギリギリダンサー
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